くえすの音楽箱 Audiostock出張所

15年前は別のこと書いてたけど、今は自分の楽曲の紹介ページです。

阪神優勝その2〜俺達幸せ

試合開始。今日の先発はベテラン下柳だ。危なげなく初回を無得点に抑える。その後の攻撃、赤星はエラーで出塁、エラーで進塁・・・なんか異様な雰囲気にすでに巨人が飲まれてる気がする。何かと貧弱だといわれ続けてきた今年のライスタの応援だったが今日はまるで違う。声援が太い!そして金本がライト前にタイムリーヒット!いとも簡単に先制点をあげる。2回も繋ぎの攻撃で加点。下柳も独特の「ワールド」を繰り広げ6回を無得点に抑える。6回終了時点で3−0。

7回表、今年の快進撃の要員ともなった鉄壁のJFKが降臨。藤川球児は最多登板数の日本新記録を樹立する記念すべき登板となった。びっくりしたのは彼が投げるたびに押されるカメラのフラッシュの銀河!あれ、まじですごかったわ・・・オリンピックの開会式かよとか思ったが人の密度的にはそれ以上だったかも。試合が中断されたほどです。最高の瞬間が近づいてきてることも重なり異様だった雰囲気はさらに異様に・・・恒例のジェット風船のあとはさらに勢いが加速!チャンスマーチに乗って桧山がタイムリー、矢野も続く。巨人のほうは守備でことごとくポロポロやってる。完全にびびってるのが手に取るように分かった。

8回をウイリアムスがきちんと押さえ、9回久保田は少し危なかったものの最後はレフトフライで優勝が決まった。僕がまわりに呼びかけたおかげで僕の周りは試合終了時の風船を自粛してくれる人が多かった。おかげできっちりと見れましたよ。生まれて初めて紙テープ投げた。岡田の胴上げをきっちり見届けた。思わず涙が出た。今年はいろいろ僕も苦労してきたから・・・いろいろ思い出しながら。隣では一緒にどうしても見て欲しかった人も泣いていた。気がつけばみんな泣いていた。言葉にならない喜びの空気が充満していた。

岡田の優勝監督インタビューは、やっぱり星野に比べたら言葉もうまくないし不器用に見えた。でもそれでも一生懸命話してるのを聞いてるとまた涙が出てきてしまった。その後選手は場内一周、それにあわせて何度もバンザイをし、スタンド内ではウェーブが起きた。応援歌も何度も何度も歌った。みんなその時間がずっと続いて欲しいと思ったに違いない。僕たちは「俺達幸せ」という小さなプラカードで気持ちを表した。

場内の宴が終わり事前に集合を決めていた場所にいくとすでに多くの仲間が集結していた。みんな抱き合っている。国際電話までかかってくる。しかし場内周辺いずれも電話・メールがほとんどつながらない状態だ。そのときのメールの返信がいまだにできずにいるので、この場で改めて差し支えない範囲で紹介させてもらおうと思います。

その3へ続く。