くえすの音楽箱 Audiostock出張所

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岡田采配が変わったと実感した&清原

7回で2死満塁、打者清原という場面。8点差あるのに「エース」井川に変えて球児を投入した岡田采配。去年だったらここは間違いなく交代させていなかっただろう。「エースだから」「点差があるから」普通なら続投で何ら問題はないはず。しかし変えた。ここに意味がある。
「どうしても井川に白星をつけたかった」というようなことを監督は言ったそうだが、8点差もあって変えたということは「セットアッパー球児」への絶対の信頼感とともに「一発病井川への信頼のなさ」を本人に直接突きつけた、という意味もある。
現にこの日も2発打たれていた。試合の大勢に影響がなかったとはいえ、今年の今までの投球内容をみんなが知っているからこそ「またかよ」という気持ちになった。そしてこの満塁の場面、球場は8点差とは思えない雰囲気でここで被弾すれば巨人が目を覚ます可能性は大いにあった。それを岡田が危惧したのだろう。ここに岡田の真意が見え隠れしているようでならない。
そしてその岡田の真意をまるで正当化するかのような球児の「模範解答」に3塁側のスタンドはまるで試合に勝ったかのような盛り上がりを見せ、巨人の追撃開始ムードを根こそぎ奪い取った。井川は勝ちにおごらず、この流れをきっちり受け止めて次の登板に万全を期してほしい。そして岡田のこの「見えないメッセージをこめた采配」に拍手を送りたい。
はっきり言って去年は「何考えてるのかわからん采配」が多かった。でも今年は素人ファンも「おっ」と思わせる采配が増えた。鳥谷の起用に関しては納得できない部分はあるがそれ以外に関しては今年は野次の数も相当減りそうな予感はする。
ちなみに余談だが、清原がフォークボールで勝負したバッテリーに対していちゃもんをつけたらしいが(ストレートで勝負するのが暗黙の了解らしい?)情けない限りである!きちんと勝負してるんだからフォークだろうがなんだろうが打てばいいだけである。負け惜しみとしては小学生レベルだろう。スポーツ紙にもでっかく取り上げられてるようだが、見れば見るほどかわいそうに思えてくる。別に阪神ファンは文句を騒ぐ必要はない。大いに笑ってやればいいだけである。